渚のくれいじぃな日常

どうか引かないでよんでもらいたい

気遣いの幹事さん

人事異動の季節となり、出入り合わせて3人の歓送迎会を開く予定です。
お知らせのメールには、「焼き肉」の文字。
これは、久々に行かねば!みたいな気持ちになったのは、私だけではない筈。

今日、幹事役の男性がソソと近寄ってきて、「予算、危ないですかね?」と聞いてきました。
「危ないですよね。」と笑いながら答えましたが、微妙に顔面蒼白の彼。

焼き肉といえども、食べ放題ではないですからね。
コースにしないと、予算的に大ヤケドの兆しです。

しかし、彼が「たまには、焼き肉。」と決めたのは、一人暮らしの独身女性社員も居ることを考慮していたのです。
一人暮らしだと、焼き肉屋さんてなかなか行かないですもんね。
みんなとワイワイ焼き肉だったら、楽しいでしょう。

また、普段は仕事が終わって、急いで帰宅してご飯の支度をしている働くママさんにも、ゆっくり食べて欲しい気持ちもあるそうです。

何て粋な計らいでしょう。
私も、仕事をしながら晩ご飯のメニューを考えているので、彼の思いやりが嬉しくなりました。

「3人、個別で歓迎会やら送別会をするより出費は少ないから、忘年会も兼ねて豪勢にやりますかね!」と言ったら、彼も「そうですね。楽しくやりましょうか!」と笑ってくれました。

幹事さんて大変ですよね。
彼みたいに、普段は寡黙で仕事熱心な子が、みんなのプライベートまで考えていてくれたことに感動しました。

去り際に、「高い会費を取られるから、食べもしない物を追加する上司と、食べ盛りの男性社員には釘を刺しておきます。」とニヤリとした彼の、歓送迎会の仕切りも楽しみになってきました。